動画編集をしている上でこれらの悩みは出てこないでしょうか?
・時間がかかるし、ずっと作業していると体や目に負担がかかる
・より快適な環境で作業したい
・効率的に編集したい
動画編集はその特性上、長時間椅子に座ってディスプレイをみ続けるものです。
長時間の編集となれば下記の悩みがじわじわと出てこないでしょか?
・動画編集作業が思っている以上に時間がかかる
・ずっと作業していると、目や身体が痛くなってくる
これらは周辺グッツを揃えることで解決するかもしれません。
作業効率化や効率化と調べると、様々なYouTube動画やサイトでそれは多くの機器が紹介されています。
これらを手当たり次第に導入することはおすすめしません。
様々な理由があるのですが、特に重要なのが「今の自分には必要ない可能性がある」ということです。
作業効率化をしたい、より快適に作業ができるようになりたい。
これらの求めるニーズは、そう思うきっかけがあったはずです。
そのきっかけに対して、導入を考えている機器がオーバースペックではないか、自分は使いこなせるか、機器を導入することで作業効率が上がるか、など多角的に考える必要があります。
導入してから「やはり必要なかったかもしれない」という事態を避ける為に、まずは今の動画編集に対して抱いている不満点や問題点を洗い出してみましょう。そこから、機器を導入すれば解決するのであれば、そこで初めて積極的に導入を検討しましょう。
各種問題点の洗い出しが終わったら、次にそれぞれのニーズに対して以下のポイントを確認しましょう。
・自分のスキルにあったもの
・作業環境に適したもの
今の自分に対して過剰になっていないか、という視点は重要です。
本記事でも様々な機器を紹介しますが、その機器が自分にとって適正であるかどうかは一度考える必要があります。
例えばより現実に近い色素バランスで表示されるディスプレイを導入しようと思ったとしましょう。
しかし動画編集を初めて数週間であればそこまでのディスプレイは必要ないかもしれません。
これだけの期間、これだけのスキルがあればこの機器を導入する価値がある、と明確に線引があるわけではないですが、今一度「導入を考えている機器は自分のスキルにあうかどうか」を考えてみましょう。
意外と盲点になりがちです。
Mac用のキーボードをWindowsで使おうとすると様々な不便な点が出てきますが、それ以外にも「テーブルの横幅(確保できる空間)」や「USBの規格」なども確認する事が大切です。
作業スペースが狭い場合は、そのスペースにあった機器を導入しましょう。
作業スペースが狭いのにも関わらず、その作業スペース以上のサイズ感で機器を導入した際、うっかり机から落としてしまうことも考えられるでしょう。
動画編集に使用する機器は精密機器であり高価である場合も多いです。
その機器をうっかり落としてしまい壊してしまった、となると後悔してもしきれません。
またUSBは様々な規格があり、3.0以上を推奨しているのにも関わらず、2.0のUSBハブに接続して性能を活かしきれないということも考えられます。
導入する際は現状の環境を一度確認し、想定する使い方ができるかどうか確認しましょう。
それぞれの悩みが整理出来たところで、それぞれの悩み(ニーズ)を解決できる機器(製品)のカテゴリーを紹介します。
これらはピンキリの価格帯であるため、先ほど解説した「自分のニーズやスキルにあっているか」を確認しながら調べましょう。
実際体が触れる箇所へのアプローチです。
自分の体にあっていない高さや、長時間座っていると疲れる椅子では、数時間では問題なくともこれが長時間になるとじわじわと体に負担がかかってきます。
会社などで椅子や机そのものを自分で変える事が出来ない場合、「椅子の高さを調整する」、「クッションを使用する」などの工夫によって体の負担を下げることが出来ます。
長時間作業するからこそ、一度意識してみてください。
目の負担を下げるためのアプローチです。
「ブルーライトカット」は、目の疲れを予防する目的があります。
長時間作業していると、画面の青白い光は目の負担が強く、疲れやすくなります。
長時間作業する事が多い動画編集では目の負担を下げる事は意識したほうが良いでしょう。
また目薬も、長時間の作業で緊張し、疲れた目のリフレッシュのための手段として検討しても良いでしょう。
しかし前提として、長時間ディスプレイをみた後は少しでも良いので目を休める事も大切です。
またモニターライトは手元のみを明るく照らしてくれるため、画面が見づらくなりにくく周辺を照らす事ができるため、ディスプレイの明るさを必要以上に上げなくても良くなるという恩恵があります。
ディスプレイの輝度を下げることで目への負担を軽減できるため、導入を検討してみても良いでしょう。
首や肩など、上半身への負担を下げるためのアプローチです。
「モニターアーム、モニター台」はディスプレイの高さを調整するアイテムです。
成人の頭の重さは体重にもよりますが、おおよそ4~6kg(体重の10%)と言われます。
これはボーリングの玉とほぼ同じ重さです。しかし首が前に傾いているときの首の負担は約3倍と言われ、首や肩を痛める要因の一つとなります。
首や肩の負担を下げる方法の一つとして「覗き込むような姿勢を取らないようにする」ことであり、「モニターアーム、モニター台」で画面の高さをあげることはこれらの予防になります。
またパソコンがノートPCの場合、ディスプレイの高さを調整し、外付けキーボードを使用することで、首と肩の負担を少なくする事ができるためおすすめです。
また「アームレスト」は腕を肩の代わりにサポートするアイテムなので、肩への負担軽減が期待出来ます。
アームレストがついている椅子もありますが、机に外付けする事も可能なため、一度検討してみてください。
キーボードを触っていないときは基本的にマウスを触っている事が多いのではないでしょうか。
マウスは近年高いものから安いものまで様々なものが出ていますが、より感度が高い状態(短い距離で画面上のカーソルが長距離移動する)設定で慣れることで、腕を動かす距離が短くなり、腕や肩の負担が軽減されます。
トラックボールマウスの場合、一切動かさずに済むため、負担軽減には大きく貢献するでしょう。
また高性能マウスの場合、多ボタンでそれぞれのボタンに機能を割り当てる事ができるものが多いです。
右手のワンクリックでいつもしている作業や入力、ショートカットキーの入力ができれば、コンマ数秒の時間短縮ができるでしょう。
たかがコンマ数秒ですが、このコンマ数秒の積み重ねが大きな時間を生み出します。
キーボードの右手にマウスを置いているならば、左手側も活用してみましょう。
左手には拡張したキーボードのような役割をもたせることで、作業効率化を期待出来ます。
テンキーがついていないキーボードを使用している場合、表計算などで数字をより多く入力する場合はテンキーの導入によって大幅な作業効率化が期待できるでしょう。
それ以外にもマクロ(パソコン上の操作の自動化)を組むことができるコンパクトなキーボードを左側に置くことで、いつでも設定したマクロを呼び出す事が出来、作業の効率化が期待出来ます。
またその他左手デバイスとして動画作成に特化した機器もあるので、興味を持たれた方は是非「左手デバイス 」と調べてみてください。
「外付けモニター」は作業効率化がメインではありますが、体(主に目)の負担を下げることも期待出来ます。
外付けモニターをモニターアームやモニター台で適切な高さに調整することで首や肩の負担を下げる事も出来ますし、動画編集の場合は1枚でプレビュー画面、もう一枚でタイムラインやエフェクト操作などを表示することで作業効率が大幅に向上します。
またウルトラワイドモニターも検討しても良いでしょう。
横に長いディスプレイはタイムラインをより広く見ることができ、左右のカーソル移動の回数を減らす事ができるため、作業効率アップに貢献します。
もし資金に余裕があれば高解像度のディスプレイも検討しましょう。
解像度が低い場合、文字がギザギザになり、目のピント調節を頻繁に行う必要があり、目の負担になります。
画面に関しては、画面の明るさを調整したり画面の表面にアンチグレア(非光沢)処理が施されているものにするなど、様々な対策が考えられます。
体の負担軽減や作業の効率化は機器を導入することで解決する事もあります。
重ねてになりますが、「自分のスキルにあって」おり、「作業環境に適した」ものを選びましょう!
本記事がより良いPC作業ライフの一助になれば幸いです!